Reminiscence -Beyond the winter-


お、お、終わったぁぁぁぁぁぁ!!!!
というのがホント、第一声でした。
いやー最初に書いた時はたった10項程度のつたない文章がまさかここまでデカくなるとは。
タカさんフルボッコストーリーになってしまいましたが一応引き摺っていた過去は思い出になったということで・・・。

ここまでボロボロにしなくても良かったかなーとは思ったんですが、まあその、死に掛けっつーのもまた・・・死んでないし!生きてるし!
今回は完全オリジナルで金森さんご一家を考えましたが、最近の子供も亜希ちゃんくらい正直だといいですねー!w
ちなみに亜希ちゃんの名前は江頭2:50さんの永遠のアシスタント、早川亜希さんからいただきました。
毎回エガちゃんの暴走に振り回されて背中とかバッシバッシ叩いてる姿がステキです。
恵さんは・・・ガチで適当に何となく響きがいいかなーとか思ったので。

肝心要な金森伸之さんのお名前は私の尊敬するフラミンゴ、若井伸之さんから。
'92にWGP(現motoGP)のヘレスGPで、ピットアウトの際にとある選手の招待客(一般人)が飛び出し、それを避けようとして壁に激突。
そのまま帰らぬ人となってしまいました・・・。
この若井さんは多くの日本人ライダーを世界へ連れて行った人で、とても頼もしい兄貴分として様々な日本人ライダーに好かれていた方でした。
長身で小さなマシンを操る姿はまるでフラミンゴのようでした。
スペインのヘレスサーキットには今でも慰霊碑としてフラミンゴ像があります。

今回出てきた元々タカさんと金森さんが居た「西署」というのは横浜には存在しません。
確か近藤さんが居たのが「北署」だったと記憶しています(28話 決断より)
管轄はそのまま「西区」、横浜駅とかがあるあたりですね。
最初は港北署にしようかなーとも思ったんですが、うーん、実在しちゃうのもアレやね、と思って適当に西署。
西部署ではありません(笑

こういった所属していた署から何からホント全部焼き直しでした。
原型殆ど残ってないなぁ・・・まあいいや、その方が(笑
今回はちょっとだけバイクアクション書きました。
さすがに普段から乗ってると挙動を言葉にするのが楽しくて・・・(ぇ
でも乗ってない方にはサッパリサッパリだと思います。
・・・・でもバイクアクションってより、ただのライディング講座的になったなんて気のせい気のせい(;´Д`)y─┛~~
妄想設定の中で「コレッ!」というタカさんの愛車は決めていたので後程解説で。

タカさん中心の話の中でもユウジさんも頑張って活躍してもらったつもりなんですが・・・どうなんでしょう?
やっぱ「タカさん贔屓じゃん!!」みたいな感じなんでしょうか・・・。

でも書きたかった話なのでどうかご勘弁ください><
これでようやくタカさんの過去編終了。
できればユウジさんの過去編も書きたいなぁ・・・と思いつつ・・・。
タカさんが斉藤という中毒者を射殺して、ユウジさんにも覚えのある感情って書いたので、一応ユウジさんにも犯人射殺経験アリです。。
やっぱりね、結構しんどいと思いますよ・・・例え凶悪犯と言えど射殺してしまったって事態は。
私にはきっと耐えられないデス。
今回の話の中でタカさんの場合は先輩刑事の殉職とセットで来ちゃいましたから相当辛かったんじゃないかなーとも。
鬼畜ですいません・・・タカさん・・・。
しかもちゃっかり麻薬ネタ入れてるし。
まあでもお約束ですよね、お約束ですよね!?


騒動に関してのタカさんの処分ですが、本来こういった行動に対してどのような処罰が下るかは解りかねます。
結構厳しい処分はあると思いますし、免職というのもあり得たと思いますが、その辺はご都合主義で。
辞められちゃったらこの後の話も書けませんし。
ということで「いろんな人の尽力あってこんなに軽い処分になっちゃった!」という事で許してください。



というわけでここからは解説をば


<メタンフェタミンについて>
言わずと知れた覚せい剤の原料です。
メタンフェタミンを少量ずつというのはドラマ化してタカさん演じるTさんも主演した新○鮫に出てきたアイスキャンディからヒントをもらいました。
あれは本来の1/4しか入っておらず、後はブドウ糖等で誤魔化して1錠500円で売るというモノでしたね。
ただそれでもあまり過剰摂取していると中毒になるという恐ろしいものでした。

ペットボトルに細工というのはホントは滅茶苦茶バレそうなんですが・・・ま、ご都合主義ってことで。
現状ホントに一番細い注射針は0.18mmらしいです。
先端部分だけが凄く細いとか。
ググッてへぇーとなってしまいました。

Xチェッカーですが、正直アレは解りませんでした・・・。
存在や構造自体は知っているんですが、あれは簡易検査キットであり、別に鑑識課で簡易検査する分にはキット要らなかったかなぁ・・・とか。
ただ簡単にちょちょいとチェックできるので登場してもらいました。
でもあれって少量でもあの青藍色になるんでしょうかね?
今回は「少量しか入ってないよ!」というのを解りやすくするために薄い青に染まった、という事にしました。
まさか専門家に問い合わせる事なんて出来ないし!そんな事したら明らかに不審者ですっ!
調べてみても記述は見られなかったので、そういう事にしました。しかし最近は便利なモノができたものです。
逃げの常套句にしてしまって申し訳ないのですが、これも「ご都合主義」ということで勘弁してください。
新○鮫ネタに限らず、粗悪品の混ぜ物の多い覚せい剤というのは沢山出回っているので手は出しちゃダメですよ!!



<武器について>
香川とか大庭のおっちゃん’sが持ってた銃は具体的な描写はしませんでした。
汚職警官二人組はS&Wチーフスペシャルで。
新しく出したのはスタングレネードとスモークグレネード。
スモークは催涙ガス等ではなく単純にスモークです。
これだけでも十分目つぶし効果はあります。
スタングレネードは別名閃光弾、フラッシュバン等名前があります。
モデルはM84というものを参考にしています。
実際日本だとSAT/SITでも装備として持っているようで、その他世界中でも多く使用されているメジャーなものです。
これらは手りゅう弾と同じようにピンを抜いて、という使い方をしますが、「非殺傷兵器」として使う物です。
日本で使われた一例として、西鉄バスジャック事件で使われたのもM84だそうです。
爆音と閃光で一時的に失明・難聴・耳鳴りなどを起し、それに伴いパニック・見当識失調を発生させます。
どのくらいの光かというと、100万カンデラ以上の閃光。
音は1.5m内に160db〜180dbという超爆音です(飛行機のエンジン近くで120dbだそうです)

一応非殺傷目的の武器となっていますが、目標や人質に心臓病等を患っているとショック死もあり得るので簡単には使えません。
非殺傷目的だけあって、爆発等で破片が飛散することはありません。
いつも人質が居ない場合の立て籠もり等はこういうのガンガン使った方が早期解決できると思うんですが・・・。
でも万が一の事やタイミングを考えるとなかなか出来ないんでしょうね。

スモークグレネードに関しては催涙ガスにしようかと思ったんですが、それだとタカさんもガス吸っちゃうと危ないし、一応あの時意識の無かった亜希ちゃんも吸い込んで大変な事に・・・。
ということで単純にスモークにしました。
しかし目潰し効果としては十分な代物で、煙がちゃんと引くまで視界は確保できません。
サーマルスコープ(熱線映像装置)等が無いとまともに見えないでしょう。
FPSゲームをやっているとよくこういった場面がありますので、その辺を参考にしたりしています。

調達先はホント色々考えました。
結局またまた〜でトオルくんが案内した893屋さんの武器庫から実は持ってきてて、使わなかったから解りにくい場所に隠しておいたってことに。
他だと入手ルート難しそうだったんですorz



<バイクについて>
はい、これはもう前々から決めてました!
'12年式 Triumph SpeedTriple Rですっ!(トライアンフ スピードトリプルR)

  

ネイキッドでカッコ悪い?何をおっしゃる!!
M:I-2でトム・クルーズも乗ってたんですよ!?旧型ですが・・・。
これの675ccをアンジェリーナ・ジョリーも乗ってたんですよ!? 旧型ですが・・・
カッコいいじゃないですか!!!!(超押し付けwヒドスww
すいません、押し付けで・・・。ただこのくらいは遊ばせてくださいお願いしますorz
Triumphにもクルーザータイプ(ハーレーみたいなタイプ)もあるんですが、TVシリーズ中のGSX-Rを操る姿が印象的なのであえてこういったタイプを選びました。

いやー、これ面白いんですよマジで・・・。
私の乗ってるバイクではありませんが、現行モデル、この写真のモデルの旧型のカウル付きモデルに昔乗っていました。
M:I-2で敵方が乗ってたヤツです。当時のトム・クルーズが乗っていたのはT509というモデル。敵方のがT-595というモデル。
この対決を見たいがために劇場行きましたw
今も好んで乗っているのもTriumph車です。

ちなみにコーナーの進入に関してちょいちょい書きましたが、大排気量バイクの場合は簡単に書くと、
コーナー手前で減速→荷重移動をしてバンク(バイクを傾ける)させる→コーナーを抜ける前に徐々に加速
こうしてコーナーを抜けます。


↑こんな具合に
(画像は永遠のヒーロー、motoGPライダー 故 加藤大治郎。 原田哲也に次いで美しいライディングスタイルでマシンを操る姿は最高でした)


車と違いバイクは荷重移動が命です。
車にも荷重移動というのは大変重要なものですが、バイクの場合はもっともっと荷重移動が身近なモノになります。
もちろんハンドルはありますがハンドル角を弄る事は殆どしません。
逆にヘタにコーナリング中にハンドルとかいじると危険です。吹っ飛びます。
ハァ?さっぱり解らん!という方は是非自転車を想像してみてください。

バンクセンサーというのは、

この部分です。(画像は別バイクです)
足を乗せる部分、ステップと言うんですがここの先端についてるこの突起の部品の事を「バンクセンサー」と呼びます。
これ以上倒すとあぶねーぜっ!的なモノと思ってください。
でも結構ガリガリ擦ります・・・特にサーキット走行の場合は。(公道でそんな走りをしちゃいけませんよ!!)

ただし、作中で出したSpeed TripleRの場合はコレが滅茶苦茶短いので殆ど擦る事はありません・・・。
描写的に擦って路面との間に火花がちょい出るくらいはあってもいいかな、と。
実際これら「バンクセンサー」と呼ばれるモノは70年代後半から80年代前半のレプリカブームの時に火花が散るようになっているものが実売されてました。
レプリカブームとは実際に世界クラスで活躍しているマシンのカラーリング等をレプリカとして販売していた頃があります。
これらに乗って峠等をレース場の如く走る連中が居まして。もちろん死亡事故多発しました。
これによって当時の学生たちには「3ナイ運動」というのが流行ってしまいました。
バイクを持たせない・バイクに乗らせない・免許を取らせない 等です。
なので、未だバイクに対する風当たりは厳しいものです。
未だに阿呆な連中もいますし。

タカさんはゴルフも好きだけどたまにサーキット走行会なんかにも参加してるという設定で・・・。
休日だと高いし人も多いんですが、平日は安く、人も少なくて結構走れるんですよ。
国際的に有名なコースでの走行会も多いです。

実際のTさんはH-D好きというのは有名ですが、英国好きというのもあるのでいっそTriumphどうですかね・・・(笑
タカさんは横浜在住なので、多分購入したとしたら・・・あそこだ!とか妄想真っ最中(笑

荷物(麻薬が入ったケース)をタンデムシート(もう1人後ろに乗るためのシートです)に固定するために使ったツーリングネットというものですが、大体こんな感じです。
 

その他収納としてはハードケース3点装備や、ツーリング用大容量バッグ等がありますが、普段は結構邪魔です・・・。
ハードトップケースのみならそれほど邪魔にはなりませんが。
左がハードトップケースのみ 右がフルパニアと呼ばれる左右+トップの3ケース状態。
 



しかしタカさんくらい身長があれば足付きも問題ないんだろうなぁ・・・つかタカさん(Tさん含めて)足長いし・・・。
身長160cmな私は結構しんどいですよ。えっちらおっちらやってます(笑
後5cm身長があったらなぁっていつも思います。

さて長々と趣味的な解説で申し訳ありません><


レパードに関しては本来ならばATなのですが、個人的にMTが好きなのでMT設定です。
改めて書く必要もないかなぁ・・・と思い今回は車の話は割愛しています。
ただノーマルタイヤで雪の日に走るのは自殺行為ですので真似してはいけませんよ!
うちの車は同じ神奈川県内でも割合と雪が積もるケースが多いので冬は大体スタッドレスタイヤを装備しています。
しかしちょっとなら平気でしょ、と軽い気持ちでノーマルタイヤのまま出掛ける人多くって。
あっという間にグリップ力なんて失われるし、事故の元ですから、雪の日はチェーンまたはスタッドレスタイヤ、その他タイヤソックス等の装備を忘れずに!
タイヤソックスはホントに緊急用です。無いよりはマシという程度ですが全く無いに比べたら全然いいです。
何があるかは解りませんからちゃんと装備しましょう!



次回作ですが、これまた麻薬絡みになってしまいまう予定・・・アハン、もうちょっと考えろ自分orz
その他候補がいくつかありますが、いかんせんまだまだ書いている最中です。現状まだ立ち上がりの部分書いている程度です。
次回もオリジナルキャラクターさん登場させます。ちょっと絡ませ過ぎかな感も否めませんがまぁ・・・いっかw

短編はユウジさん中心もアリでほのぼのストーリー。既に色々書き上げUPしております。
個人的にユウジさんはこう、情が深くてやさしい刑事さんってイメージが強いんです。
タカさんは不器用・・・でも優しい(笑
そういう意味ではユウジさんのほのぼのストーリーは書きやすいですし、タカさんのツン度高め?だけどナンダカンダで優しいお話も楽しいです。
・・・基本犯罪者、特に銀のお星さま関連にはめっちゃ怖いけどそれ以外だと優しいお二人な感じ。
そしてその優しさが災いしてハニートラップ・・・ゲフンゲフン(笑

ちょっと暗い話もありましたが、短編ではなるべくほのぼのするようなお話を目指していこうとがんばりまっす。


今回はホント長かった!


この度はご愛読ほんっとーーーーに!!ありがとうございました!!!